エクセルの関数にsumifとsumifsがあるのか…2つ覚えるの大変だな
いや、sumifsだけ覚えれば大丈夫だよ🙆
エクセルで何かを集計するときに、sumif関数を使う方も多いのではないでしょうか?
しかし、
実務的にはsumifs関数のみを覚えるほうが間違いなく効率的です!
今回は、そもそもsumif関数・sumifs関数とはどういうときに使用するのか?
両者の違いは何か?
なぜ、sumif関数は不要なのか
について解説したいと思います!
違いがよくわからず、両方を覚えなきゃと感じているExcelを初めたての方の参考になれば幸いです!
contents
sumif、sumifs関数はどういうときに使うのか?
例えば、上司からデータを渡されて、「この商品の販売数だけ集計しておいて」と言われた経験はないでしょうか?
そういうときに、使用するのがsumif・sumifs関数です!
特定のものだけ集計をすることができます。
例えば、2024年2月3日に販売されたりんごの金額だけを知りたいとします。
そうすると、下のように式を組めば、求めることができるようになるのです!
(※販売データベースというのは、販売データのシート名です
わざわざ入力しなくてもエクセルでカーソルを合わせれば自動表示されます)
sumif関数とsumifs関数の違いは?
sumif不要論とタイトルに入れているので、sumifを紹介するのもどうなのか?
とも思うのですが、違いを説明するために式の組み方を説明します
=sumif(範囲、検索条件、合計範囲)
こうすれば、sumifを組み同じように集計することができるようになります。
この段階で、さきほどのsumifs関数との違いにお気づきになられたでしょうか??
そうです、両者の違いは2つあって、
1つ目が、
複数の条件を検索できるか
そして2つ目が、
数式を組む順番です。
2つ目に関して若干わかりづらいので、補足をしておくと集計をするときの先をいつ関数の中に持ってくるかが違うということです。(sumifは後、sumifsは先)
=sumifs(合計対象範囲,条件範囲1,条件,条件範囲2,条件2…)
sumif不要論、sumifsさえ抑えておけば問題はない
では、この記事のなかで最も大切な
sumifがなぜ不要なのか
という話をしたいと思います。
理由は2つです。
a.sumifs関数で、sumifは代用できる
まず1つ目は、sumifs関数でsumifの代用はできるが、sumif関数でsumifsの代わりはできないからです!
さきほどの違いの1つ目にも書きましたが、sumifsは複数の条件に該当するものを集計できる関数です。
一方で、別に条件が一つでも全く問題ありません。
一方で、sumif関数では複数の条件で集計することはできません。
先ほどの例だと、りんごのデータ内の販売合計は集計できますが、
曜日との組み合わせができないということです。
汎用性がsumifs関数の方が高いので、変に2つ覚えるより1つに絞ったほうがいいと思うのです!
b.参照先の違い
そして2つ目が、参照先の違いです。
だから何??
これは実は大量データを扱うときに大事になってくるんだ!
試しに、もしsumifs関数を使う機会があれば、集計したセルに合わせてCtrl+「というショートカットを用いて参照先に飛んでみてください。
(※Macは該当ショートカットはないです…)
無事、販売金額の列にカーソルが行くと思います。
一方で、sumif関数で集計した場合、参照先はどこになるでしょうか?
順番の違いからくるものですが、実は商品区分に飛んでしまうのです。
別にどっちでもいいじゃん?
実務上以外と大きな差になるんだよ!以下で少し解説するね
例えば、横に時系列が並んでいて、必要なものだけ集計するパターンをイメージしてみてください。
sumifを使っていると、どの月から取っているか参照元に飛んでもわからなくなるんですよね。
一個列がずれた先を参照してたとかいうミスをしても気づきにくくなるのです。
だからこそ、最初に覚えるのであればsumifsを個人的には絶対にお勧めします!!!!
以上、sumifs関数の追い方と、なぜsumif関数が不要なのかについて解説してきました。
Excelを触れる皆様の役に少しでも立てば幸いです!
それでは、また!!