先日、たまたま2人の著名な方の講演を受ける機会に恵まれました。


1人目は元陸上競技選手で短距離を専門にしオリンピックにまで

上り詰めた高橋 萌木子選手。


そして2人目はアメリカIBM本社で上位1%のグローバル表彰を

受賞した西原 大貴様


講演テーマが一致をしているわけではなかったのですが、

お二人がおっしゃった自己成長の方法はなんと

「内観(リフレクション)」で一致をしていました。


本記事ではお二人から聞いた

「内観(リフレクション)」を活用した

具体的な成長方法を紹介します。


一緒に実践し成長していきましょう。


ちなみに高橋選手が内観という表現を用い、

西原さんがリフレクションという言葉を用いて

いましたが、同義だと思われるので

本記事では同義として使用しています。



なぜ「内観(リフレクション)」が自己成長に有効なのか


内観とは何か?

内観とは何なのでしょうか?


定義は自分の意識やその状態をみずから

観察することとあります。


西原さんによるとその本質は、

見失っている自分の可能性を知ることと言います。


内観が成長を促す理由


内観は、現状の自分を正確に把握する手助けをします。


西原さんが書いた本から引用させていただきます。


心から望む目的地を知ると迷いがなくなります。

目的地に向けた今の現在地を受け入れると、

着実な次の一歩を知ることができます。

自分の可能性の支えとなる仲間を知ると、

どれだけ困難でもあきめず挑戦できます。

だから、現状を超える圧倒的な

行動と結果につながっていくのです。

『リフレクションの技術(西原大貴著、日本実業出版社、2023)』

思考に気をつけなさい、それは、いつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それは、いつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それは、いつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それは、いつか正確になるから。
正確に気をつけなさい。それは、いつか運命になるから。

マザーテレサの格言ですね。

しかし、行動を変えるのはなかなか難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。


ここに内観の意義があるのだと

お話を伺って気付きました。


オリンピアンが語る内観の重要性


具体的エピソード


高橋萌木子さんの話では、不調なとき、うまくいかない時に

内観を通じて自分の強みに気づき克服できたとおっしゃっていました。


印象的であったエピソードを紹介します。


どうやら高橋選手は陸上において

スタートダッシュが苦手とのことです。


不調な時コーチ人にアドバイスされたのは、

「スタートダッシュのやり方を直そうというもの」


いっときはアドバイスに従い工夫もしたとのことですが、

ここで内観により

やはり自分の強みはスタートではなく、

後半の加速にあることを思い出します。


そして、どうすれば後半の加速という強みを

発揮できる万全の走り方ができるかを

踏み込み、スライド、タイミングなどを

改めて深く見つめなおしスランプを脱却したと

おっしゃっていました。


このエピソードを聞いて思ったのは、

私のような凡人は、

コーチから言われればそれが正と考えて

続けてしまうだろうなということです。

自分の声を聞くことはトップオブトップにとって

非常に重要なのですね。


競技と内観:目標達成へのステップ


短期的に頑張ること、

これも難しいことではありますが、

「危機感」があればできなくはないのかなと最近思います。


一方で中長期に目標を掲げて頑張ることは

かなり難しいと感じています。


オリンピックは4年に一度のまさに長期目標ですよね。

「どうやってモチベーションを維持していたのか?」

という質問が出た時の回答も印象的でした。


「自分の心が動くかどうかで判断した」

そう回答されたのです。

補足として使命感では心が壊れるとも

おっしゃっていました。


ここでも心の声を聞く、自己との対話が

必要なのかとはっとさせられました。


リフレクションの専門家が教える内観の方法


自己との対話で成長を促すテクニック


西原さんの話を聞いてて驚いたことがあります。


それは、内観とは今の自分を見つめることもそうですが、

現状ではない心から望む自分らしさを、

臨場感高く想像して想像する、

とリフレクションをすることが大切だということです。


『リフレクションの技術(西原大貴著、日本実業出版社、2023)』


先ほどの著書から引用させていただきましょう。

起点が「心から望む」になっていることに注目です。


高橋選手の話にもでてきましたが、

どうありたいか、どうすればベストを出せるか

を想起したうえで、現状を見つめることが

大切だというのです。


内観を日々の習慣にする方法


この大原則に基づいて、

1つ実際に教えていただいた

内観の方法を共有できればと思います。

それが


『リフレクションの技術(西原大貴著、日本実業出版社、2023)』


例えば、

一流のビジネスマンになりたいと

心から望むとします

(一流の定義ってなんやねんというツッコミはなしでお願いします 笑)


そして何か仕事で失敗したとしましょう。


そうすると無意識に

「俺って最悪、駄目なやつ…」

と思ってしまうと思います。


しかしここに意図的に介入し、

「こんな失敗をするなんて自分らしくない。

次はどうしよう!」

そう建設的に考えるようにするのです。


こういう積み重ねが自分の可能性を広げてくれる

らしいのです。


おわりに


私はお二人の話を聞いて一冊の本を思い出していました。

『ゼロ秒思考』(赤羽 雄二著、ダイヤモンド社、2013)です


これは「深く考える」ための

シンプルなトレーニングを示したベストセラー本です。


詳細なトレーニング法(といっても本当に簡単)

は本書を読んでいただきたいですが、

個人的には実践しても

自己変革までには至らなかったイメージがあります。

(頭の整理としては普段からよく使用させていただいています!)


ただ、自己変革という文脈で言えば、

お二人がおっしゃったように

「ありたい自分」を想起することが

足りてなかったのではないかと思います。


そのため、今日からは

その想起も含めて今後は

トレーニングを続けてみれればと

改めて思いました!


みなさんも実際に内観をしてみて

「変わったよ〜」などあればおしれて

もらえると嬉しいです!


それでは、また!!


投稿者
アバター画像

シイ

兵庫→愛知→神奈川、東京勤務でコンサルタントをしているシイと申します!強い経営✖️強い国づくりとは何かを考えみなさんと議論できればと思っています、(もちろんたまにゆるいことも!)よろしくお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)