なぜエクセルの基礎知識が重要なのか?

エクセルは、現代のビジネスにおいて不可欠なツールです。

日々接するお客さんでも

企業規模に関わらず

基本的にエクセルは使用されています。


エクセルは

データ整理、計算、グラフ作成など多岐にわたる機能を持ち、

正しい使い方をマスターすれば大幅な効率アップが期待できます。


しかし、いざ自分で扱ってみると

「わかりづらい」

「時間がかかる」

などの不満が起こるのもエクセルの特徴だと思っています。


私も新卒1年目は永遠に苦労していました(笑)


今ある程度自分でエクセルを「使える」ようになって

感じるのはエクセルをできるようになるのは、

という両輪が必要ではないかということです。


幸いなことに、コンサル会社に勤めたため、

私は上司から(厳しい)フィードバックを

たくさん頂いて修正してきましたが、

今回は独力でも学べるような

本を3冊紹介したいと思います!


ぜひ、みなさんも学んで、

データ分析ができるようになり、

会社の意思決定の一助となるような

データ整理ができるようになる

一助となれば幸いです!


エクセルを使いこなすための本3選(2024年度 最新版)

エクセルの作り方(構造化)を知る:『マンガ たった1日で即戦力になるExcelの教科書』


「エクセルを開いたものの、
どのシートで何をしているかわからない…」


こんな経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?


基本的にエクセルは、

複数人で共有することを前提に作成されるもの。


作る人がわかりやすいのはもとより、

見る人もわかりやすいに越したことはないですよね!


このあたり、建築と同じで

土台(構造)がしっかりしていなければ、

本当にへんてこで解読不明なエクセルが出来上がります。


では、エクセルにおける構造とは何なのでしょうか?

『マンガ たった1日で即戦力になるExcelの教科書』(吉田拳、眞蔵周平著、株式会社技術評論社、2024』


その答えこそ、本書の中に書かれている

元データ→インプットシート→アウトプットシート

にわけるというものです。


例えば、販売データを月次で集計するとなれば、

販売データを元データに貼り付けて、

インプットシートで集計、

アウトプットシートで、

報告が必要な部分のみに絞り印刷できるようにするというイメージです。

こうすれば月次更新も簡単ですし、

わかりやすいですよね、

エクセルのからのシートを作成し、

シート名に「元データ▶️」などとつけることもおすすめです!


ぜひ、詳細は本書をマスターして

誰が見てもわかりやすい

構造を作れるようにしましょう!


エクセルの機能を知る:「たった1日で即戦力になるExcelの教科書』


「同じ本を紹介するなよ!」

そんなご批判が聞こえてきそうな気がしていますが、

ちょっと待ってください!(笑)


この本はよくある活字版を内容を希釈して、

図解を多くしてマンガ版として

わかりやすくしているわけでは全く、

内容も全然違っています


マンガ版が全体像を提示しているとすれば、

本書では、エクセルのスキルを上げるために

必要な要素を

「関数」「機能」「アイデア」

と3つ定義してそれぞれについて優先度が高いものを

記載してくれています


何より本書が優れているのが、

実際に使用する場面を想定して書かれているということです!


私は新卒時

関数が網羅されている本を購入して

勉強したこともありました。


英単語を勉強しても

英会話ができるようになるわけではない

現象と全く同じです。


一方本書では、実務がイメージすることができます!

まず優先して真っ先に知っておいていただきたいのが、

以下の6つの超重要基礎関数です。

(中略)

・「売上の内訳は?…たとえば担当者別に分けて計算したい」

…SUMIF関数

『たった1日で即戦力になるExcelの教科書【改訂第3版】』

今回は関数だけの紹介にとどめますが、

絶対参照といった基本機能の解説から

煩雑な作業を効率化アイデアまで

教科書ですので、興味があればぜひ勉強してみてください!



エクセルの整え方を知る:『外資系投資銀行のエクセル仕事術』


このエクセル怖いし、意味わかんない

新卒時代、よく厳しい上司に言われたセリフです


エクセルを「使いこなす」には

構造を知って、機能を知るだけでは不十分であり、

見る人みんながわかりやすい形で仕上げる必要があります。


その第一歩は先ほど記載した

エクセルの構造化です。


ただし、屋台骨だけではだめで

内装にも力をいれないといけません。


具体的に素敵な内装(エクセルの中身)とは何なのでしょうか?


一つは、見た目でしょう。


本書では数字の色のルールといった

重要で初歩的なことも記載をしてくれています!


そして2つ目はミスのない数式を作るということです。


これは本当に大事で、

社外はもとより、社内でも特にエクセルは得意な人の方が、

長い数式を一度に組みがちです。


ですが、確認しづらいのはもちろんのこと、

あとから修正しづらいので、

絶対にやめた方がいい習慣の一つでしょう。


エクセルでいちばん大事なポイントは、

誰が見てもわかりやすいもんを作るということですから、

長い数式が一つあったら、

それだけでダメなエクセルです。

図の「G13」の式は作った本人以外の人にはわかりづらいものです。

こうした独りよがりの計算をしてはいけません。

シンプルでわかりやすい計算とは、

「このセルとこのセルを足してこのセルになる」

「このセルとこのセルを掛けてこのセルになる」

という具合に、一つずる丁寧に計算していくことです。

行や列がどれだけ増えても問題ありません。

シンプルにシンプルに計算していきましょう!


おわりに


エクセルのスキルは学びをアウトプットし続けることで身についていきます。

本記事で紹介した本を活用しながら、

日々の業務や生活でエクセルを使い続けることで、

着実にスキルアップを目指していきましょう!


自社ではこんなわかりやすいルールがあるよ

などあればぜひ共有してくれると嬉しいです!

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シイ

兵庫→愛知→神奈川、東京勤務でコンサルタントをしているシイと申します!強い経営✖️強い国づくりとは何かを考えみなさんと議論できればと思っています、(もちろんたまにゆるいことも!)よろしくお願いします!

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