「あなたには市場で売ることができるものはありますか?」
突然ですが、あなたは「自分には何も売れるものがない」
と思っていませんか?
でも実は、それ
「気づいていないだけ」かもしれません。
・SNSで好きなことを発信していたら、仕事の依頼が来た
・ある分野の知識を生かして、転職市場で有利になった
こうした例はすべてマーケット感覚によるものです。
では、この「マーケット感覚」とは何なのでしょうか?
contents
マーケット感覚とは何か?
今回紹介する本『マーケット感覚を身につけよう』の著者
ちきりん氏は、マーケット感覚をこう定義しています。
顧客が、市場で価値を取引する場面を、
直感的に思い浮かべられる能力
つまり、
「売れるものを見つける」
「価値を最大化する」
ための感覚のこと。
この感覚の差異により、
同じもの・同じ人・同じ環境が
「なんの取り柄もないモノ」に見えたり、
「大きな価値のある、これからの世の中で強く求められるモノ」
に見えたりすると主張するのです。
私も、そういえば昔
ある女性Youtuberが言っていたことを思い出しました。
「ただ夕食を食べるだけの動画が意外と人気コンテンツなんだよね」
おそらく20代独身の一人暮らし男女が夕食時に
一人でご飯を食べるのも寂しく見ているのでしょう。
彼女は「どこにニーズがあるのか?」を見抜く力を持っていたのです。
「でも、自分にはそんな才能ないし…」
と思うかもしれませんが、安心してください。
マーケット感覚は、
「知識」ではなく「鍛えられる能力」なのです!
(ご飯を食べることを撮影してUPすることは
やろうと思えばたしかにできますよね笑)
では、マーケット感覚を磨くと
どんなメリットがあるのでしょうか?
マーケット感覚を学ぶメリット
ビジネスで新しい売上を作ることができる
マーケット感覚があれば「これから売れるもの」に気づくことができます。
例えば、本書で紹介されている「お墓参り代行業者」の話。
✅なぜこのビジネスが発現したのか?
・都会に住む地方出身者は、両親が亡くなった後地元にある墓の管理に困る人が増えている
・先祖代々の墓を移転するには手間も費用もかかる
そこで、
「お墓の掃除」「写真の送付」
をサービスが登場したというのです。
もちろん、自宅の近くに大規模な墓地があるといった
条件がないと厳しいサービスですが、
変化する市場ニーズを見抜けるようになるのが、
マーケット感覚なのです。
プライベートに活かすこともできる
もう一つ、成功するためにもマーケット感覚(市場の選択)が重要と書かれています。
婚活の例で見てみましょう。
あるテレビ番組で、
年収は300万未満、学歴も高くない一方、
さわやかな好青年でイケメンな20代男性が
結婚情報サービスを使用したものの
なんと200人の女性に会うことを断れられたと取材されていたのです。
ここで筆者は男性に問題があるのではなく、
選ぶ市場に問題があったのだと説いています。
例えば、同窓会や友達の結婚式の2次会、街コン
などに参加すればいい人と出会える確率があがるだろうと。
これは「市場を変えるだけで需要が生まれる」
ことを示しています。
本の内容紹介
ビジネスチャンスに気づく
私の中学生時代、AKB48は国民的人気をうみだしました。
手掛けたのは有名な秋元康氏です。
では、AKB48と甲子園には
消費者にとって共通の価値がある
というと何のことかみなさんはお分かりでしょうか?
筆者は、
「レベルが高くなくても、ひたむきに頑張る姿」
だと洞察しています。
確かに、甲子園や全国サッカー選手権の動員数は
プロの集客力を上回ることが多々あります。
これは、「プロの試合を観にいっても得られない価値」
を提供しているからです。
単なるスポーツイベントに見えるものでも、
「消費者がなにをもとめているのか?」
を考えれば、
他の分野でも新たなビジネスチャンスが見えてきます!
マーケット感覚の鍛え方
本書では、そんなマーケット感覚を鍛えるための
具体的な方法も紹介されています。
今回はそのうち特に重要だと思った
2つを紹介します!
プライシング能力を身につける
1つ目はプライシング能力を身につけるというものです。
プライシング能力とは、
「自分の基準で妥当な価格を判断する」
というものです。
これは、市場で取引をされておらず、
値札も付いていいない
「潜在的な価値」に気づくために重要と
筆者は主張しています。
ここで私は母親との会話を思い出しました。
MONOPRIXというフランスの日用品
スーパーで売られているエコバッグの話です。
フランスで買えば、2~300円のエコバッグ、
メルカリでいくらで取引されているか
みなさんはご存知でしょうか?
実は、1,000円くらいで取引されています!
要因まではわかりませんが、
自分の感じる価値と他者の感じる価値は
違うというと、
そして商品の値段は同じモノでも、
値段が違うことがわかると思います。
このように、
自分で値段をつける
プライシング能力を身につけることで、
独自の基準を持つことができるのです!
市場での学び
2つ目は市場で学ぶということです。
ブログとかyoutubeとかはわかりやすいですね!
市場に向けて公開することで、
アクセス数や視聴回数といった
率直なフィードバックが得られます。
実際「これは読まれる」と思っても、
まったく読まれないし、
意外な記事のアクセス数が伸びたりします。
ただ、「市場で売る」目的は、
「売れるかどうかを確認する」
のではなく、
「これでは売れませんよ」
という市場からのフィードバックを得、
商品や売り方を改善するためだということです!
少し安心しました(笑)
引き続き私自身もマーケット感覚を身につけるために
改善を続けていきたいと思います
ちなみに、余談で実証済なのですが、
これはマッチングアプリにも使える考え方です!
みなさんはアプリで何が一番重要か
ご存じでしょうか?
実は思っている以上にプロフィール写真で
成功するかどうかが決まってしまいます。
どれだけ、プロフィール文章を充実させても
あまり意味がないのです…(´ω`)
でも実は、この写真
自分で選んだもの、
友達に選んでもらったもの
そう言った写真で刺さるかは
本当にわからないものなのです。
なので、一番いいのは何枚か用意し、
数日ごとにいれかえ
一番反応がよかったものにすること!
まさに市場に評価してもらうのが
一番いいのです!
まとめ:あなたもマーケット感覚を磨いてみよう!
『マーケット感覚を身につけよう』を読めば、
「市場で求められているものを見抜く力」を養うことができます。
✅ビジネスで成果をだしたい!
✅副業やキャリアで活かしたい!
✅恋愛市場でも有利に立ちたい!
そんなあなたに、この本は必ず役立つ一冊です。
ぜひ一度手に取って、
あなたの「売れるもの」見つけてみませんか?